気分がすぐれない、落ち込んでしまう、悩み、心配事が頭から離れなくなる、考えがまとまらず堂々巡りする。そういった気分の不調の原因となる代表的なものが、うつ(うつ状態・うつ病)と躁うつ病(双極性障害)です。
急に悲しい気持ちになる、落ち込みから立ち直れない、といった気分の不調以外にも、多くの症状が出る場合があります。
例えば、こんな症状はありませんか。
このように様々な調子の悪さが現れます。
うつは気分だけではなく、体の不調が多いのも特徴です。落ち込みはなくても、こころの悲鳴が痛みやだるさとして出る場合もありますので、丁寧な診察で見極めることを心がけております。
苦しみの時間が長いかもしれませんが、元気を取り戻し、幸せに生活することを目指しましょう。
気分の高まる躁と落ち込みのうつの両方があるので躁うつ病と考えてしまいますが、一見するとうつにしか思えないこともあります。特に初めての症状が強い落ち込みである場合は、見分けがつきにくいです。
しかし、10代のような若いころからの発症など一定の傾向もありますので、慎重に見極めていくことで、再発を予防しながら、穏やかな生活を取り戻していただきたいです。
また、衝動的な部分があるなど、ADHDと似たような部分を持つ方もいらっしゃいますので、他の疾患との区別をつけることも重要です。